頭痛の原因と治療法
症状と原因
慢性頭痛とは脳自体には異常はなく原因がはっきりしないまま繰り返しおこるもので、いわゆる頭痛持ちといわれています。
頭痛には片頭痛や緊張型頭痛などの種類があります。
片頭痛
頭の片側あるいわ両側がズキンズキンと脈打つようになる強い頭痛が特徴です。
ストレスによりセロトニンが過剰に放出されると、血管が収縮します。
時間の経過とともにセロトニンが分解・排泄されて減少すると、今度は収縮していた血管が反動で急激に拡張するために頭痛が起こります。
緊張型頭痛
肩こりがひどく、頭の後ろから頭上にかけてズキズキとした頭痛。
はちまきで締め付けられるような感覚があります。頭痛の約70パーセントが緊張型頭痛と言われています。
肩や首の筋肉の緊張から引き起こされる場合が多く、例えば子供を抱っこしたまま母乳をあげたり長時間頸を一方向に向けたままにした場合などによく見られます。また、車の追突によるむちうち症や、塗装業など頸を後屈位に保つ仕事をしている人などにも症状が出やすくなります。
治療の流れと効果
前頭部、目の周りに痛みなどがある場合
頸の前側。胸鎖乳突筋に原因があります。
- 胸鎖乳突筋トリートメントをします。
- 仰向けで前頸部の筋肉を伸長しておき、指先をスーッとスライドさせる。
- 痛みのポイント(トリガーポイント)を見つけたら、その場で10秒ほど静止する
後頭部や側頭部の痛みの場合
首の後ろ(後頚筋群)、肩甲挙筋、僧帽筋などに原因があります。