肩が張り、動かした拍子に「ピキン」となります
通勤を辞めて自宅で仕事をするようになりました。今までは通勤時歩いていたので運動が足りなくなったのか肩が痛くなってきました。その症状は、二時間ほどパソコンに向かっていると左肩に何かが入っている感じがするのです。違和感があるので肩を回したりして解すようにしているのですが、解しているときは気持ちよく血行もいいのですが終えて十分もするとまた肩に違和感が出てくるのです。
最近では二時間パソコンに向かっていることもしんどくなってきました。肩が張るようになってきてちょっと動かした拍子にピキンとなるのです。
酷いときは寝違えたように肩から首が動かなくなり整形外科へいったこともあります。そのときはシップと筋肉を和らげる薬を貰いました。左肩が異常に張っているだけでレントゲンでも何も見つかりませんでした。
肩を右下にして寝ると左が張ってしまいとてもしんどいのです。左下にするとそのときは楽なのですが、時間が経つと腕が痺れてしまいますし、仰向けで寝ているときは腕を上にあげないと左肩がしんどくて長時間寝ていられないのです。目が覚めてしまいます。
病院にいっても根本的な解決にはなりませんでしたし、根本的に治さなければならないと思っているのですが、何からまず手をつけたらいいのか分からず困っています。
(30代・お悩み期間2年)
今まで通勤していたのが自宅になった事で歩く時間が減ったことで肩が痛くなってきて、次第に酷くなってきてどうしてよいか分からないと思います。
痛みや痺れは、筋肉の過緊張から神経を圧迫しています。そして仕事などのストレスから固まってしまった筋肉は血流も悪くします。血流が悪くなれば、老廃物が溜まり、ますます筋肉も固くなり痛みも増すという悪循環です。
まずは、固まってしまった筋肉をほぐすことが一番かと思います。首から肩にかけては、文章から察するにかなりの張りがあると思われますが、しっかり時間をかけて施術していきます。
まずは表面の筋肉。うつ伏せになっていただき、背中全体の大きな筋肉からゆるめていきます。平手でジワーっと圧していきます。
それから少しずつ筋肉の深いところまで、肘や指先を使い圧していきますが、痛みの元になる箇所(トリガーポイント)を探しならが、そのポイントには10秒ほど静止して軽く圧していきます。
首の筋肉周辺はとても繊細ですので、強い力でグリグリやると症状が悪化する事もあるので丁寧に優しい力での施術となります。
施術後は筋肉がゆるんで、血行が良くなりポカポカしてきます。老廃物も流れてスッキリいたします。
あとは日頃のケアですが、肩甲骨周りを動かす運動をして血行を良くしていく習慣をつけていきましょう。施術後にアドバイスいたします。
例えば、小さく前ならえから肩の力を抜いて胸を張り大きく息を吸いながら肘を後ろに引いていきます。肩甲骨の間がぎゅーっと縮まったら息を吐きながら元に戻します。この動作を10回以上行ってみてください。血行が良くなってくる感じがすると思います。
首肩周りのストレッチなども2時間に一回ぐらいはやるようにするといいですよ。
それから、通勤で歩くということがなくなったのも原因の一つですので、自宅でちょっとした踏み台を上り下りする動作を右足から50回、左足から50回などご自身が苦にならない回数を決めて合間を見つけたらやってみてください。血行が良くなると疲れもとれるようになりますので、是非習慣づけるようにしてください。
整体を終えた後に酸素カプセルに入るのもお勧めですよ。
長い時間固まった筋肉は脳がその状態を覚えてしまい元に戻りやすいので、最初は何回か早めの施術を勧めています。少しずつステップアップして体を良い状態に戻していきましょう。