ぎっくり腰になると毎回湿布を貼ってやり過ごしていますが、どうなのでしょうか?
2015/10/01
ぎっくり腰で悩んでいます。はじめてなったのは、6年前で出張先でした。晴海の展示会の会場で、ブースの準備をしているときになりました。同僚が床にガムテープを落としたので、それを拾おうとして腰がぎくっとなってしまいました。
これまでに感じたことのない強い痛みに、しゃがんだまま立てなくなって、結局仕事どころではなくなりホテルに戻りました。ホテルまでの道のりは、非常につらかったです。荷物を持ってもらい、支えられながらゆっくと一歩一歩進むような状態でした。医者を捜しましたが近くになかったので、シップを貼って安静にしていました。
自分なりに考えた原因は、展示会会場が硬かった、履き慣れていないパンプスだった、拾うときにウサギ跳びのようにジャンプして着地した、などがよくなかったのではないかと思っています。それ以来、くしゃみをしたり、腰を反る動きをすると、ぎっくり腰を繰り返すようになってしまいました。
症状が出ると病院には行かず、シップを貼って安静にして何日かやり過ごす方法で対応してきました。ですが、トイレにも行けなくなるほど痛みがひどいときもあり、またいつなるのか怖くもあり、悩んでいます。整体院では、根本的な治療をしていただけるのでしょうか。
ギックリ腰を根本的に治すには
ぎっくり腰を繰り返してしまう原因の一つは筋力不足ですが、もう一つの原因としては骨盤のゆがみなども考えられます。
骨盤のゆがみとは言っても実際に骨が歪んでいるわけではなく、骨盤周囲の関節が固まって可動域が狭く、骨盤のバランスがくずれている可能性があります。
ギックリ腰をやってしまった時の施術ですが、当然痛いのでベッドにうつ伏せになるのも無理ですので、なんとか横向きになってもらいます。そして背骨のキワを丹念に触診して痛みが強く出るポイントがないか探索します。見つかったら、そのポイントに指をあて数ミリ押し込みます。腰周りは痛みが強い場合はあまり触りませんが、臀部に張りがあると思われますので、そこは丁寧にほぐしていきます。そして、骨盤の調整もするのですが、ゴクゴク弱い力で関節を数ミリ動かす程度の施術になります。来店した時より痛みが軽くなっていれば施術は終了となります。
そしてこれからぎっくり腰にならないようにするためには、背骨を支えるための腹筋・背筋を鍛えなければいけません。そして、もうひとつインナーマッスルである腸腰筋も鍛えるのが理想です。
腸腰筋は骨盤のバランスを保つために重要な筋肉となります。
鍛え方としては、仰向けに寝た状態から膝を立てて、股を開きます。そして骨盤を頭側に回す意識で息を吐きながら尾骨を上げていきます。10秒ほど静止したら元に戻します。これを10回1セット。できたら3セットやれるといいですね。
動作は慣れてしまえば簡単ですが、腸腰筋が上手に使えないと最初は腰も浮いてしまうかもしれません。腰は床につけたままで、尾骨を上げる。骨盤を回す感覚をつかんでください。
腸腰筋が意識されるようになると、骨盤のバランスが正しくなり、ぽっこりお腹が引っ込んだり、お尻もキュッと上がってきますのでお勧めです。
ただし腰が痛い時にはやらないでください。このエクササイズで大事なのは腰は浮かさないようにすること、お腹の下の方と股関節の付け根に意識がいくようにやることです。
是非参考にしてみてください。